ヘッドランプの選び方2

アクティビティ:一般登山, カテゴリ:全般的なこと
相談者:yhashishishi (男性/20代)
登山を始め、日帰り登山にかかわらずヘッドランプは必携装備ということで購入しました。
おそらく、ヘッドランプの中でコンパクトで明かりも弱いものになります、、

ぶっつけ本番で、富士登山に使った際、明かりが弱くて道が見えませんでした。
登山客が多かったため後ろについて歩く形になりました。

今年は、もう少し強い明かりのヘッドランプを購入しようと考えてますが
ヘッドランプの選び方はありますでしょうか?

JMIA認定インストラクター
岩崎 元郎
ヘッドライトの明るさですが現在は主流がLEDの為にルーメン(lm)が明るさの基準となっております。ルーメン(lm)とは、明るさを表す指標で、数値が大きいほど明るいということです。 例えば100ルーメン(lm)と200ルーメン(lm)と記載があった場合、 200ルーメン(lm)のLED電球の方が明るいということになります。 明るさとはすべての方向に放射される光の量で表されます。

選ぶポイントは明るさ、照射距離、電池寿命、防水性、重量。

夜間の行動を前提としているなら別ですが、常に登山中に使うかというと、基本的にあまり使わないというほうが多いかもしれません。
光量が強い物は当然、軽量ではなくなっていきます。夜歩くのであれば明るいにこした事はないのですが、登山に必要なのは明るさだけではありません。例えば、山小屋でトイレにいくのに300ルーメンの光で顔を照らされた日にはかなり迷惑です。※ですので、光量を調整できる機能があるタイプがおすすめです。光量を小さくし、頭に付けずに手に持って使うとよいです。※夜間視力を維持する赤色光で周囲の人の目を眩ませないモデルもあります。電力も頻繁な使用にリチャージャブルバッテリーを使用したモデル、またアルカリ電池も使えるハイブリッドなモデルもあります。明るさだけでなく防水性やビームのパターンにもワイドやスポット等、複数の照射モードにより、近距離、遠距離の照射、素早い動きに対応したモデルや周辺の明るさを感知して自動的に光量を調整する物もありますのでご自身の使い方シーンでで選ぶとよいかと思います。

参考までに想定されるシーン
①日帰り登山、トレッキングの予備装備。山小屋泊の登山。グループ登山の初級者。リーダーではない参加者用。
②テント泊登山、グループのリーダーや先頭を歩く人、アルプスなど岩稜を通過する、早朝・夜間行動を予定している。
③夜行登山、トレラン、救助捜索、初めてのエリアなどルートファインディングが必要なルート

各社から魅力的なヘッドライトが発売されております。登山用品店でスタッフと相談して選んでみてください。

解決相談者:yhashishishiさん
ありがとうございました。

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